HABIT

習慣を身につければ世の中の大体の事はうまくいく

「ロン」→やっちまったぁ...じゃなくて放銃した後にするべき5つの確認事項

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違いがはっきりしている放銃後の対応

強者の対応

放銃後の対応一つとっても強者と弱者では明らかな違いが生じます。 放銃後に倒牌された相手の手牌をしっかりと見据えて点数申告に間違いがないか確認してから点棒を払うのが強者です。

 

弱者の対応

そして「ロン」の声がかかった瞬間に(やっちまったぁ...)となってすぐに下を向いて点箱から言われた通りの点棒を払おうとするのが弱者です。 弱者の特徴としては放銃した時点で、思考が停止してしまう傾向が強いと言えます。

【放銃→失敗→恥ずかしい事】

という公式が頭の中で無意識のうちに成り立っているのです。これは私が実際にそう感じていたので間違いありません。その証拠として、放銃ではないツモ和了りの時には和了者の手牌をじっくり見る事が出来ていました。

 

小心者にありがちな行為 

放銃が恥ずかしいと感じる思考回路は、点棒の支払いを一刻も早く終わらせて次の局に進みたいという思いに直結します。さらに気の弱い方だと自分以外の同卓者を待たせる事に気が引けて、早くその局を終わらせようとする感じも見て取れます。放銃した事を後悔していつまでも引き摺るのはよくありませんが、思考の切り替えが早すぎるのもそれはそれで問題なのです。

 

染みついた習慣

少し話はそれますが、雀荘側としては半荘の消化スピードが速ければ速い程ゲーム代が多く回収出来るので、自然と卓を早く回す意識が強くなります。実際に私もそうだったのですが、そういった雰囲気の中で長年やっていると放銃後の点棒の授受も素早く済ませるべきだという習慣が身に付いてしまっています。単純に和了した手牌の確認作業が面倒だったという理由は論外ですが、放銃した時くらいは自分が主役だと思えるぐらいのふてぶてしさは携えて多少の時間は頂戴するようにしましょう。

 

和了形手牌の確認すべきポイント

では、なぜ放銃後に倒牌された手牌を確認するべきなのか。 理由は2種類に大別できます。 まず、一つ目が

『その和了りに間違いがないか』

という事です。 発生頻度の高い順に示すと以下の通りになります。

  1. 点数申告が間違っていないか
  2. フリテンになっていないか
  3. 清一色などの多面張待ちでちゃんと待ちになっているか
  4. 手牌が聴牌しているか

2~4に関しては頻発するような事ではありませんが、1に関しては故意も含めて往々にして起きてきます。 また、1の点数の過剰申告はテンポ重視の高速打ちのあいだでよくみられるように感じます。 和了った後すぐに牌を落とそうとする人は要注意です。 すぐに『開閉ボタン』を押させないためのコツとしては確認が完了するまで相手の手牌から視線を切らない事です。

 

今後の成長のカギを握る一番重要なポイント

5.なぜ、その牌で放銃したのか

一番重要なのはこの5番目です。そもそもその牌を切る理由があった訳です。

勝負手だったから放銃するのを覚悟で打った。

結果、放銃した。

という流れについては全く問題ありません。 問題は放銃のその後です。 どういった捨て牌の時にその牌が放銃となるのかをしっかり確認する事が雀力向上への第一歩です。 フリテンでない限り、少なくとも和了者の捨て牌以外の牌で放銃しているはずです。色の偏りやスジ牌であったり、切られている牌の順番にも傾向があるはずです。

 

出来る事から始めてみる

麻雀は全く同じ捨て牌でも違う待ちになる可能性が十分に考えられるゲームです。つまり、この「捨て牌読み」に関しては労力に対する恩恵が少ないというのも揺るがぬ事実なのです。麻雀とは一度も放銃しなければ勝てるゲームではありません。言ってしまえばいくら放銃してもそれ以上に点数を稼げれば勝てる訳です。「攻撃は最大の防御」という言葉が麻雀にはしっくりきます。その為、優先順位としてはどうしても最短で和了る為の牌効率を学ぶ事の方が重要視されます。学ぶ順番はあるにしても、この「捨て牌読み」をしようという姿勢が雀力向上の一助となるはずです。

 

いきなり完璧を目指さない 

慣れないうちは他家3人分の手出しとツモ切りを確認するのはハードルが高いかも知れません。 実際に他家の動向に気を取られ過ぎて自身の手順ミスを招いてしまってはリスクに対する代償が大きすぎます。ですから、まずは最終手出しやリーチ宣言牌と和了り牌の関係性を確認するところから始めましょう。 大切なのは、その行為が癖になるまでやり続ける事です。 何百回、何千回と回数を重ねるごとに待ち牌予測の精度が上がるはずです。 これをするかしないかで十年後の雀力に雲泥の差が生まれてくる事でしょう。