純正九蓮宝燈は九面張にあらず!?形だけで見れば十一面張てことになりません?
分解して考えてみる
純正九蓮宝燈は何面張でしょうか?
分解すると...
ーー 待ち
ーー の延べ単待ち
ーー 待ち
三面張 + 三面張 + 三面張で当然、九面張ですよね。
存在をイメージしてみる
でも、もし仮に0萬と十萬が存在待ちに出来るとしたらどうでしょうか?
0 一 二 三 四 五 六 七 八 九 十
萬 萬 萬 萬 萬 萬 萬 萬 萬 萬 萬
こうやって切ると..
左端のペン待ちが
0萬ーの両面待ちとなり、
こうやって切ると..
右端のペン待ちが
ー十萬の両面待ちとなります。
結果、0萬待ちと十萬待ちが追加されて、計十一面張となるという考え方です。 この発想が生まれたのは対称形の他面張を見ている時でした。
暗刻挟みの対称形は第三形態まで
名称:プチチューレン(勝手に命名)
7牌構成のこれが五面張で..
(待ち牌: )
名称:ミニチューレン(これも勝手に命名)
10牌構成のこれが八面張..
(待ち牌: )
八面張形はこれからも重要な役割を担ってくるのでしっかり分解しておきます。
ーー 待ち
ー の延べ単待ち
ーー 待ち
三面張 + 二面張 + 三面張の計八面張
名称:純正九蓮宝燈(これは正式名称)
そんでもって13牌構成のこの形が九面張?
(待ち牌: )
規則性の乱れ
この三つの多面張を並べると「五面張」「八面張」「九面張」...九面張!?
...明らかに数列がズレています。本来であれば「五面張」「八面張」「十一面張」となるはずです。
こうして、あくまで逆説的な発想にはなりますが、
『暗刻に挟まれた対称形の多面張』
の公式が生まれたので勝手に発表します。
X面張=構成枚数ー2
但し、下記2点の制約があります。
制約1:暗刻に挟まれた部分の枚数は3n+1(n=整数)
制約2:暗刻に挟まれた部分は連続形を成す。
よって十三牌構成の純正九蓮宝燈は
X面張=13牌ー2=1
となり、十一面張と考えるようになったのでした。
この考えを応用すると数牌の数だけ多面張が可能になります。
例えば、九十九萬まであれば九十九面張も可能です。