HABIT

習慣を身につければ世の中の大体の事はうまくいく

先制リーチを打たれた時に「考える事」と「対応策の量」が圧倒的に違う

 

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未熟だった頃の我が思考

先制リーチを打たれた時にまず何を思いますか?

自分が麻雀を覚えたての頃は瞬時にこんな考えで頭が一杯になりました。 

  • 「先を越された」
  • 「早くしないと先に和了られてしまう」
  • 「ツモられる前に和了らなければ」
  • 「急がなきゃ」
  • 「自分がなんとかしなきゃ」

 

追い詰められたその先

こうなると、以下のような負のスパイラルにハマっていました。

  • 自力でツモれそうなところでも焦って鳴き散らかす
  • 無筋や危険牌を切ってでも前に出る
  • 放銃する
  • 実際は自分が前に出なければ流局だった
  • もしくは誰かが放銃していた

今になって冷静に考えてみれば当たり前の展開です。

 

麻雀は4人でやるゲーム

場数を踏んでいない人たちの共通点としていえるのは

「リーチが入る=和了られてしまう」

という焦りの感情が色濃く出るように感じます。

さらに、なぜかリーチ者と自分の二人しかいないような感覚で闘牌を繰り広げる方も多いような気がします。

 

経験がもたらす心の余裕

一方、熟練達の思考回路はこんな感じでしょうか。

  • 「先を越されたか」
  • 「押さえつけの愚形リーチかな」
  • 「自分の手牌に赤もドラもないし引き気味に行くか」
  • 「ドラ3赤3なんでガンガン行きますよ」
  • 「こちらもイーシャンテンだし、一牌くらいは押してみるか」
  • 「自分の余剰牌が全て通りそうだから押してみるか」
  • 「他家がリーチに押しているから自分は引くか」
  • 「安全牌を切る事で完全後退にはならなそうだからまわりながら様子見かな」
  • 「道が開けるまで引き気味に打とう」
  • 「最悪ツモられても放銃は避けるべき局面だな」

とにかく選択肢が多いです。

 

半荘で括られたゲーム

また、強者は一局一局で結論を出さない傾向が強いとに言えます。オーラスまでの試合運びをいくつも想定している為、局の途中にもたくさんの選択肢を用意する事が出来るのです。道中のバイマン放銃くらいでは微塵も心は揺らぎません。

 

オーラスの重要度を知る

オーラスでギリギリひっくり返せるくらいの余力を残した試合運びを、故意にしているような猛者にも時折出会います。終わってみれば「あの放銃はトップを取る為の布石だったんじゃないか」とまで考えさせられる事があります。

 

色々起こるのが麻雀 

一局一局の展開で一喜一憂しないのが強者です。麻雀は偶然性の高いゲームだと熟知しているからこそ、イレギュラーや本来はあり得ないセオリーに反した事象にも冷静に対応出来るのです。

また、熟練者は「経験」という多くの引き出しから、今の戦況からの次の展開を読む能力にも長けているとも言えます。

 

もっと高くから俯瞰している

強者のイメージを言えば

「遥か上空より全体の状況を掴んでいる鷲」

と言った感じでしょうか。

凡人は戦況を「平面(二次元)」で捉えているのに対して、強者は「立体(三次元)」で把握しようとしていると言えるのかも知れません。

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