HABIT

習慣を身につければ世の中の大体の事はうまくいく

「執着性格者」という存在を知ってようやく自分が何者か分かった

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今の自分を肯定する

自分を好きな人は、自分の生い立ちや今ある自分を「よし」とする。この「今の自分」でいいと思っている。今までの自分の人生を否定している人は、自分を好きではない。

自分を認められないのは、人間が客観的な生き物だからだろうか。「あの人に比べたら、自分なんて..。」条件反射で自分を卑下する癖。「甘んじる」のと「認める」の違いを理解するべきだと思った。何より、死ぬまで一生付き合っていく自分を自分くらいは好きにならなければいけないと思った。

 

執着性格者の特徴

「執着性格者」とは著者の造語。過去や未来に執着する人の総称。

特徴としては

  • 「幼少期の心の傷を水に流せないでいる」
  • 「何かを取り返そうと思っている」
  • 「取るに足らない事を悩んでいる」

などが挙げられる。 

 

当てはまりすぎて怖い

自分の今までの人生を振り返ると執着性格者そのものだと思った。どこかで損した分の帳尻合わせをしようとずっと必死だった。「報われないわけがない」という根拠のない思い込みをし続けてきた。「このままだと将来が大変な事になってしまう」という漠然とした不安も抱えていた。ずっと「今」以外に執着して生きてきた。自分の言動の根拠がここにあるようなそんな予感がした。 

 

愛着性格者の特徴

対して「愛着性格者」とは、やさしい人の事。

特徴としては

  • 「一緒にいて心が安らぐ」
  • 「自分の許容範囲を超える事をしない」
  • 「無理がないから、いつも心にゆとりがある」

など。

 

 これまでに心のゆとりを感じた事なんて一度だってあっただろうか。

 

憎しみの人は欲張り

「あれも欲しい、これも欲しい」と思うから「あれもない、これもない」と不満になる。劣等感のせいで、自分が自分の欲望を否定する。お金が欲しいのに欲しくないふりをする。ふりをすることにエネルギーを使うから、何もしなくても消耗してしまう。そうしているうちに自分は何が欲しいか分からなくなる。

 

世界に一つだけの花

人は自分の位置を忘れて競う。しかも、そもそも競うことがおかしい人と競っている。競う事を善とする教育を受けてきた。その在り方が疑問視されて、個性の尊重とやらで「ゆとり教育」の導入。結局、「ゆとり教育」も批判され影をひそめる。誰と競うかをまわりの大人が教えてあげれば良かっただけ。大人たちの責任。

 

著者は完全に言い切った

ビールが美味しい。そういうときは、すでに人生の頂上に来ている。

 

そうか...。そこが人生の頂上だったのか。

 

やさしい人(愛蔵版)

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